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思い出と終活

  • 執筆者の写真: okada akiko
    okada akiko
  • 2021年2月19日
  • 読了時間: 2分

私は以前の役職柄、たくさんのお葬式に参列させて頂きました。


お葬式に参列させて頂く度に、いつも今までご縁とご指導頂いたお礼等様々な

感謝の気持ちをお伝えしていました。

故人の功績を聞かせて頂きさらに、素敵な人生を送られたのはお人柄だなあと

毎回感動の余韻に浸りながら帰路についています。


ある方のお葬式後、奥様がご主人を偲んでされた事が素敵なお話です。


故人はいつも陽気でユニーク、そして頭のきれる実業家の方でした。

奥様は画家で、天真爛漫でかっこかわいい(かっこいいと可愛い)くて素敵な方です。

もともと絵画をされておられましたが、奥様と一緒になられ、自宅に工房も作り、

ますます絵画や彫刻などを手掛けられていました。

展覧会では、ユニークな絵画を楽しく説明して下さったのを思い出します。


故人の死は突然で奥様を思うととても心が痛みましたが、ご家族の方の支えもあられ

気丈に乗り越えられたと思います。


お亡くなりになった1周忌前にご主人の作品の個展を主催し、個人の画集を制作をされました。その画集には、超笑顔の個人、作品の数々、略年譜、奥様からの言葉と家族写真。

ほんとに素敵。奥様の愛があふれている画集です。


時折、手に取って作品を見ながら楽しい思い出を回想させて頂いてます。

家族でも時が流れ、世代が変わってくると、名前しかわからない存在になってしまいます。


人は忘れられる事はとてもさみしい事です。

家族もご先祖様はどの様な人物だったのかきっと知りたいはずです。

現代は、残すことが出来るのです。画集で残せたら非常に素晴らしいですが、

なくとも自分の想いを残すことができます。










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